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指の麻痺の病名が判りました(2013.01.29)

ジストニアの一種だと言うことで、特に音楽家に特有の特発性ジストニアだそうです。
1945年頃に何となく右手指の動きがおかしいな、と感じ始めてからその後どんどんと進行。
始めは1994年千葉県我孫子市での国立音大出身演奏家中心のコンサートに出演した時のアンコールで「アルハンブラの想い出」のトレモロが何かおかしい。 右m指が空振りしそう。
1945年のリサイタルでは「ブラテロと私」の「Ⅰ-ブラテロ」のmi,mi,・・・の動きが引っ掛かる。
そうこうしている内に右i指が曲がると元に戻りにくくなって来て(pimi-pimi-・・・)やトレモロが全くできずに。
同じ病を持つ先輩から「その内禁じられた遊びも引けなくなるよ」と言われた1年後にその通りに。
最初の頃は年齢の衰えもあって、それに対してトレーニングが不足しているのかと基礎練習を増やしたのですが、その時には病が原因とやっと気がついて。
2001年頃にはi指が動かなかったり逆に予期しない動きになってレッスン時ズンチャッチャッ程度の伴奏もまともにできないまでに。
埼玉の整形外科・医大、はては整形外科で手指専門の医師を中心に東京中の医大を渡り歩いた結果は全て原因不明。病気扱いさえされていないことも。
それが2008年頃にほんの少し動かせるように。
少しずつ、少しずつ動きが増える中徐々に原因は脳神経にあるのではとの考えが広がってきました。
その後はトレモロも可能になり、(pimi-pimi-・・・)や早いアルペジオ以外はかなりのところまで演奏可能になり少しずつコンサートに復帰し始めましたが最近再び悪化してきています。
指の麻痺の中仕事での演奏が体中の筋をこわばらせ色々な疾患を引き起こしており、ある医大で東洋医学科の鍼治療を受けることになったのですが対処療法としてかなり効果があった様子。
多少良くなったと鍼治療をさぼった途端の再悪化であわてて再び治療に通っています。
その様な中とある書店で見つけた書籍が「ジストニア」についての書籍。
癲癇にもよく似たジストニアですがその中で音楽家に特有の職業病としての「特発性ジストニア」の記述を読みやっと自分の障害に病名を付けることができました。
2008年には「特発性ジストニア」患者の会であるNPOもできていることを知り、ネットを調べる内にジストニアの音楽家専門外来を持つ病院も見つけることができました。
仲間の音楽家にも沢山同病者がいますが皆原因不明で悩んできました。
今後このブログに症状や治療と状況など少しずつ書いていきたいと考えています。